気になる体臭 ワキガの原因と軽減させる方法
夏だけでなく厚着をする冬も気になるワキガなどの体臭。
しかし日常で気をつければニオイは軽減できるといいます。
今回はそんなニオイの原因と軽減させる方法を紹介いたします。
そもそもワキガ臭の原因は?
実は人の皮膚や汗自体にはこれといって臭いはないのですが、汗皮や脂などが細菌によって分解されると臭いが発生します。
汗を出す汗腺には、全身に分布してほぼ水分の汗を出すエクリン汗腺、ワキの下などの比較的体毛が多い部分にある「アポクリン汗腺」の2種類があります。
ワキの臭いは主に、アポクリン汗腺から出るアンモニアを含んだ汗が、皮脂腺から分泌される脂質、皮膚の表面のタンパク質と混ざり、皮膚などにひそんでいる常在細菌によって分解されることで発生します。
ワキの下の臭いを軽減させる方法
ワキの下はもともと汗腺が多く、緊張やストレスなどの精神的な刺激、気候や運動による温熱刺激の両方で発汗が促され、多汗が起こりやすい部位です。
そんな汗をかきやすいワキの下の臭いを軽減させる方法には次のようなものがあります。
・ワキの下を清潔にしておくようにする
シャワーを1日に1回以上浴びて汗を流し、皮膚などにいる細菌の数を減らすようにします。抗菌セッケンなどを使えばより効果的です。
・シャワーの後はキチンと乾かす
シャワーを浴びた後にタオルでよく拭き、ワキの下をしっかり乾かしましょう。皮膚を乾かすと細菌は増えにくくなります。
・ 汗を吸いやすい生地の衣服を身に着ける
汗をかいたら衣服を着替えるようにし、吸汗性に優れたシャツなどを着ましょう。
コットンやウールなどの自然素材などの他にも、吸汗性のあるシャツを利用すれば、細菌の繁殖を抑えることができます。
・デオドラントや制汗剤を使ってみる
「デオドラント」には、皮膚を酸性にし細菌の活動を抑える効果があります。
一方、「制汗剤」は、汗腺をブロックすることで発汗量を抑えるや事ができます。
ベビーパウダーにもワキの下の臭いを抑える効果があるので使ってみるといいかもしれません。
・ハーブを使ってみる
ワキガの原因になる細菌は、酸性よりアルカリ性の時のほうが繁殖しやすい性質がある事が分かっています。
ふだん皮膚表面は弱酸性ですが、大量に汗をかくとアルカリ性に傾き、細菌が繁殖しやすい傾向にあります。
デオドラントや制汗剤が体に合わない場合には、自然のアロマを利用するのも良いと思います。
レモンやライムの柑橘系のアロマを使い酸性にすると、体臭の軽減に有効なんて事例もあるので人それぞれ有効な対処法がありますね。
まとめ
今回はワキの臭いの原因と対処法を紹介してきました。
人それぞれ対処法が有効か、有効かじゃないかなどあるので色々な方法を試してみることをオススメします。